昨夜、テレビをつけたらある番組に目が止まりました。
『企画工場・なりあがり』という番組です。
何人か国会議員が出演し、彼らの提案を大学生くらいの人たちが賛成・反対それぞれ意見を出したりする番組みたいです。

昨日ある女性議員が出した提案は、
「中学修了に試験を設け、合格できなければ卒業させない」
というものでした。

そこまでしなくてもいいかなぁ、と思う部分もあり、でもこれくらいしたほうがいいかな、と賛成できる部分もあるのが僕の考えなのですが・・・。

当然の如く(?)反対意見が多かったのですが、その意見の中に「おいおい」と言うものがたくさんあったので、それをご紹介。

曰く「中学とかで習ったものなんて〜、卒業したあととかに使わないもん多いじゃないですかぁ。」
「数学とか、たす・ひく・かける・わる、くらいできれば、あとはいらない」
「それは押し付けだ!!」
「社会に出たほうが勉強になるものがあるから、早く卒業させるべきだと思う」
などなど・・・。

アホか!

ちゃんと勉強しなかったから、卒業後に「使わない」とか言えちゃうんだと思うんですよね。中学までに習ったことの「使いどころ」なんて、いくらでもあると思います。
数学だって、例えば数式の書き方、証明の仕方がわかっていれば、社会に出てから、説明する、プレゼンするなどの場で活かすことができる。人との会話でもちゃんと伝えることができるようになる。

大学での勉強はかなり専門的分野まで突っ込むからまぁいいとしても、高校くらいまでの学習は、その後に無駄になることは何一つないのではないかな、と思います。

僕自身、勉強をしなかったことで後悔していることがあります。
その一つは、高校のときに「化学」をとらなかったこと。うちの高校はとらなくてもよかったし、大学受験のときもいらなかったのです。
でも結局大学入ってから必要だったし、社会に出てからもダンスしてればサプリメントとか考えたときに、「化学」がわかっていれば・・・と思います。
勉強もしましたよ。でも、基礎知識がないために未だにちんぷんかんぷん。覚えられないんです。何度も高校の教科書の1ページ目から頑張ったのですが、どうしても覚えられない、わからない。
ほんと高校のときに「化学」をとっていれば、と思います。

昨日反論していた女の子のなかに、19歳にして服の会社、多分お店だと思うのですが、立ち上げて社長やってます、という頑張り屋の人もいました。
でもその子でもこれから会社を大きくしよう、とか、もっとあぁしたいこうしたい、ってなったときに中学までの知識って使うと思うんですよね。
例えば海外から服を輸入するとなったら英語が必要だし、会社を大きくしよう、経費を削減しよう、とか考え始めたら、「たす・ひく・かける・わる」だけじゃすまないでしょう。目標売上を“x”と置いたら・・・、もう立派な方程式のお話。
これに気付かなかったらもったいないですよね。

ちょっとテレビの中での反論に反論してみましたが、これをご覧のみなさんはどう思われますか??

コメント